2009-01-01から1年間の記事一覧

農耕民族タイプ

教育関係の人と話していたら、「男子の方が女子より整理整頓が得意。女子の方が整理下手が多い」というコメントが聞こえてきたので、思わず「女子の方が整理上手、ではなく?」と訊き返してしまった。でも確かに聞き間違いではなく、「男はきちんと、女はグ…

ファミリー

今年はマンソン・ファミリー事件(シャロン・テート殺人事件)から40年だそう。スーザン・アトキンスなんていう半分忘れていた名前が、亡霊のように蘇ってきた。この話題は日本ではさほど盛り上がって?いない感じもするけれど、ヒッピーとかドラッグとか、…

3人いる!

八月の執筆の日割り枚数の計算もでき、翻訳の横入り仕事も完遂したことが分かったため、ちょっと安心して、飴屋法水さんの『3人いる!』を予約。自らチケット取っておきながら、これが演劇なのか美術インスタレーションなのか、まだ企画内容を理解していな…

ブログ

ネットで読む文章というのの脳への浸透力も馬鹿にならないので、わたしは厳選したものだけ読むようにしている。何度も推薦しているような気がしますが、最近ますます面白いのでもう一度書いておくと、わたしが最も愛読しているのはデイヴィッド・バーンのブ…

マース・カニングハム

マース・カニングハムの訃報を聞いて真っ先に思い起こすのが『グッドモーニング・ミスター・オーウェル』の衛星中継映像、という若輩者世代なので、何か語る資格はまったくないように思うのですが、nytimes.comにある、The Legacy of Merce Cunninghamという…

Call Me Anything

皮膚科のお姉さんがわたしの名前を「――智子」と何度も何度も、執拗に間違えて書く。(わたしの本名は、見たところ「智」に似てなくもないが実際は違う漢字、で構成されている。)呼ぶ時も、確率五十パーセントぐらいで間違えて「ともこさん」と呼ぶ。だから…

ゲイツ教授

ゲイツ教授の一件は、警官との会話が全部ビデオか何かで公開されないとすっきりしないとしか言いようがない。しかし、とにかく、アメリカ大統領は麻生ではないので、考えなしに軽率にものを言ったりはしないのだ。自分の発言はいちいち言質を取られるという…

六本木

先日、六本木に行く用事があった。六本木に行くのは「六本木全域」で考えるなら別に久しぶりではないが、飯倉方面に立ち寄るのはものすごく久しぶりだった。普段は行くとしてもテレビ朝日の方とか乃木坂に近い方とかが多く、飯倉の方にはなかなか用がないも…

Twit and shout.

新訳聖書の欄外に「Follow me on twitter」と書いてあったり、アクセスすると「jesuschristはTwitterをつかっています!」とあったり…という文字が、いま心の眼に見えてきてしまいました。こういうことを書くと真面目な人に怒られてしまうのかしら…?(文=目…

皆既日食

22日の皆既日食を「変革」のタイミングと読む、という考え方にどういう意味があるのか実はあまりわかっていないのだけれど、論拠はどうでもいいからドラスティックな自己改革のきっかけにしてしまった者勝ちだ、と思っている。eclipseだから「何かを薄れさせ…

飲み込まれ先

書くだけで結構虫酸が走る「自分探し」という言葉は、ベビーブーマーの時代あたりから流行りはじめたのかと思われるが、日本に輸入される時点で性革命とかニューエイジとかいう「炭酸」が抜けたものになっている。団塊の世代だから大企業に入るのも大変、と…

カフェを仕事場に?

「新潮」に、別役実さんが喫茶店を仕事場にしているというエッセイが掲載されているのを読んで(〜その話は有名ですが、完全に毎日喫茶店に「通勤」すると決めて仕事されているという事実に改めて感銘を受けた)、そうかわたしも隣の家の取り壊し騒音問題が…

わたしの最も好きな…

「マイケルの画像でわたしが最もいいと思ったのは…」とさっき編集Nさんに力説している自分に気づいたので、ここにもメモっておくと、スーパーボウルのハーフタイムショーのやつが最もお薦めです。マイケル目線になれるのがいい! これでマイケルの話題は本当…

We are PINA generation.

「マイケル・ジャクソン、マドンナなどの大ヒット=アメリカン・ポップカルチャーのMTV化」と、もっとヨーロッパ寄りでハイカルチャーな感じのコンテンポラリー・ダンスの隆盛とは、実は因果関係があったのだ――という、いわば当たり前のことを、偶然あいつい…

アルレッキーノ

今日から三日間、世田谷パブリックシアターで上演されるミラノ・ピッコロ座の「アルレッキーノ――二人の主人を一度にもつと」の、公演パンフレット掲載のボシシオ教授のエッセイを、わたしが和訳させていただいてます。(演劇というジャンルにおいて、暴力表…

ピナ・バウシュ

駄目だ。今気づいた。ピナ・バウシュの訃報! 今度こそ、わたしは立ち直れません。〜時間の経過〜 などと書きっぱなしたままにしておくとみんなが心配するかもしれないので、補足。2009年の後半が開始する第一日目にこの訃報を知って衝撃を受けることの意味…

やっぱり総括しなくては

自分でもこんなに引きずると思っていなかったマイケル・ジャクソンの死。今日になってもまだ引きずっているので、思ったことをここにメモでもしておけば、先に進めるかなと思いました。 彼の死は、マリリン・モンローの死に近い大事件だったのだと思うけれど…

業務連絡

先週後半ぐらいからメールソフトの調子が悪かったのです。わたしにメールを送ったのに返事が来ない、という方がいらっしゃいましたら、届いていない可能性がありますので、どうぞご連絡ください。(因みに、現在はたぶん完全復旧しています。) マイケルのビ…

MJメモ

なんでもビッグなことが好きなアメリカは、ショービジネスの犠牲になりビッグに壊れてしまった人の、スケールの大きい壊れ方もまたエンターテインメントとして消費してしまう。エルビスしかり、ジュディ・ガーランドしかり…。 まだマイケルが「成長したちび…

寛容のオルギア

ヤン・ファーブル『寛容のオルギア』Orgy of Toleranceを拝見。このタイトル、わたしだったら『乱痴気我慢大会』と訳すかなあ、と思って見に行ったら、まさしく「乱痴気我慢大会」という内容の作品だった。(ただし、わたしがもし劇場の人でも、やはり『寛容…

ニードカンパニー

ニードカンパニーからメールが来てて、来月はアヴィニヨンだそう。かわいいエルケ女史と一緒に字幕の準備でさいたまの事務所から舞台まで走っていた思い出が頭をよぎる。エルケは制作だけど字幕オペのために舞台上にいて、場面によっては皆と一緒におざなり…

なぜか他人のプロダクションだけ宣伝

おどろいた、急にゲラが到着!…これはでも、文学じゃないプロジェクトの本なので、敢えてここで宣伝とかはしません。しかし、ここに来て「あれもこれもそれも状態」になってきたので、関係各所の皆様にしばらく不義理が多くなるかもしれないです、というのだ…

そしてイタリア漬けに

某劇場様のパンフレットのためにイタリア演劇に関する翻訳(英語ですが)をしているところ。また、空き時間をみつけて、内容もよく確認せぬまま飛び込んだ試写会で見たのはイタリア映画だったし、ここに来て急に、見るもの聞くもの全部イタリア漬けになって…

トラウマティック・モチベーション

ピート・○ウンゼントが小児ポルノのサイトを見ていたのが問題になったとかならないとかいう報道があったのは、確かそれほど大昔ではなかったと思う(結局「罪人扱い」にはあまりされなかった記憶がある)。そのとき、これは典型的な「トラウマに戻っていきた…

放送委員会

エコーのかかった運動会のアナウンスメントの聞こえてくる、小学校の隣のカフェでコーヒーを飲んでいたら(コーヒー断ちまではできなくて)、自分の小学校時代のことをまざまざと思いだした。 ああいうアナウンス、やっていた。走るのとか苦手だったわたしは…

カルト

今まで典型的な「ネコ好きイヌ嫌い」だったのに、知り合い達が飼っている愛らしいお犬様たちに心うごかされ、最近イヌ派に転身しつつある目黒です。こうやって、誰とでもコンパティブルになれるよう、間口を広げているのかもしれない! 自分の手元の在庫が切…

イタリ「ヤ」の修道院、あるいはシャツの名前

今週唯一の娯楽として、いにしえの映画『薔薇の名前』をDVDで見た。昔見たはずなのに内容はほとんど忘れていて、完璧に新鮮だった。実は公開当時はパリの映画館で見たので、それで理解が浅かったのか? 今のわたしが英語で見てさえ、clergy(聖職者)とかな…

自然淘汰

豚フルに関する記事を読みながら考えた。「地球上で、人間にだけは天敵がいないので、その代わりに戦争や天災や疫病が起こって人口を減らすのだ」とかいう暴論っぽいことを言う人がときどきいるけれど……さすがにその説には賛同しかねる。でも、関連して思っ…

ゾンビ・死体

また「借りっぱなしです」という催促メールが来てしまったので、レンタルDVDの『プラネット・テラー』を泣く泣く見る。自分が見たかったから借りたわけで泣くことはないんだけど、このプラネット…とともに「グラインドハウス」の片割れであるところの『デス…