2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

不易流行を越えて

グラムロックというようなものの歴史がおさらいしたくて、ちょっとyoutubeで検索していたら、間違えてデイヴィッド・○ウイをひっかけてしまった。ローとかは大好きだったのに、レッツダンスあたりで失望越えて怒ってしまった…という人は多かったはずだけど、…

BGM

「仕事する時に音楽を聴きながらやる」という人がいるようだけど、到底信じられない。わたしには絶対それはできない。他人の音楽を聴いて何か書いてたら、確実にその他人の世界に引っ張られてしまうでしょう。要は、わたしは「ながら」というのが全然できな…

シルク

わたしには、ふだんそれほど「メジャー娯楽作」みたいな映画を観に行く志向がない。もし行く場合は、たいてい男優見たさの下心によるものだったりする(ニコラス・ケイジ観に『ナショナル・トレジャー』とか)。実はちょっと前にひそかに見ていた『シルク』…

B書店における最後の買い物

自分の本がどういうことになっているのか気になって、よせばいいのに書店に立ち寄ってしまった。A書店に行ったら、果たして、平積みだ! しかも二箇所で平積み! 新刊のところと、なぜかミステリーのところと(ミステリーだったのか?!と驚愕する著者。いや…

カルトの島

[rakuten:book:12802658:detail] どうぞよろしくお願いいたします。

極陽

かつて「強度」なんていう言葉が流行したことがあった。これはフランス語のアンタンシテを訳したものなんだと思うけれど、まあ物理っぽい感じじゃない文脈では「強烈さ」と訳した方がわかりよいと私は思う(前にも書いたかも?)。さらにわかりやすくするな…

エルンスト

実家に行ったら本棚に『カルメル会修道会にはいろうとしたある少女の夢』(マックス・エルンスト・巌谷國士訳・河出文庫)があり、メラメラっときたんだけれど、帰ってアマゾンで検索しても何も出てこない。絶版? まあ実家に行けばいつでも見られる、という…

左右バランスを読む

自分の顔の右半分と左半分がかなり違う、ということが、ちょっと前から目だってきていた。今朝も鏡を見ると、左半分はフラットなのに、右半分は腫れぼったくてぷっくりしている。「そうか、左脳使わなさすぎってことだ!」と思いつき、一人納得。こういうこ…

自分の仕事に関して

あと十日もすると連作集が出ることだし、自分の作品やその経緯について他人に説明できるようにしておかないといけないなと思って、久々に『世界人類…』を読み返してみた。今読むと、なんて真面目だったんだろう私、という感じ。こういう小説は二度と書けない…

死の天使

彩の国さいたま芸術劇場でヤン・ファーブル『死の天使』のゲネプロを拝見。イヴァナ・ヨゼクのソロ(ダンスというだけでなく、ものすごく演劇として演じている)と、映像の中のフォーサイスが呼応して作り上げるパワフルなアート作品。この類まれな作品にた…

ミスター・ロンリー

ハーモニー・コリン監督の『ミスターロンリー』!やられた!凄い!素晴らしい!『エンジェルズ・イン・アメリカ』を超える、ザッツ・アメリカという傑作がここに生まれた! アメリカのアイコン的な人々を安っぽーく真似る物まね芸人が集まるコミューン、とい…

きのうの雪が溶けて

生まれ・育ちが東京なので、雪が降ると珍しく感じ、感嘆する。それで昨日は、まず「わーっ!」となり、それから何となくしみじみしていた。雪が降り積む光景というのは、なぜか青春っぽい記憶を喚起させる(若い頃、ウォークマンでドゥルッティコラム聞きな…

●早川書房『悲劇喜劇』7月号(6月7日発売)…書評(目黒が串田和美さんのご著書について書いた文章)が掲載されました。 ●『文学界』4月号(3月7日発売)…エセー『博物館が取り扱っているもの』が掲載されました。 ●『シアターガイド』3月号(2月2日発売)…