2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

オスカーwild

変なタイトルをつけてしまったが、今日書きたいのは十九世紀イギリスの有名な作家/劇作家のことではなく(そのワイルドには最後にeが付きますね)、アカデミー賞のこと。日本のマスコミが、ノミネートされた人や作品が数ある中で「おらが国の代表!」という…

ヤン・ファーブルの劇評

このところ連続でヤン・ファーブルの『わたしは血』のことばかり書いているが、今朝の朝日新聞に「エロ・グロ…」とかいうとんでもない見出しとともに稚拙な印象批評が載っていて、心の底からがっかり。「新たな美を求めるやり方は革命的進化といっていいのだ…

血について考えなければならない

『わたしは血』について、昨日はあまりに断片的な感想しか書かなかったので、自分にとって大事だったことを少しメモしておきたい。 西洋はキリストの受難に始まり、十字軍だの何だの血みどろの戦いあり、肉食だから狩猟とか屠殺ありと、もう全体的に血なまぐ…

わたしは血

ヤン・ファーブル『わたしは血』さいたま芸術劇場にて。やっぱり無理矢理行って本当によかった、死ぬほど大好きだった、観なかったら大損だった。隅から隅まで共感のし通し。人間の「血」が主体となって語ってるって凄い! ダンサーたちの肉体ももしかしたら…