We are PINA generation.

マイケル・ジャクソン、マドンナなどの大ヒット=アメリカン・ポップカルチャーのMTV化」と、もっとヨーロッパ寄りでハイカルチャーな感じのコンテンポラリー・ダンスの隆盛とは、実は因果関係があったのだ――という、いわば当たり前のことを、偶然あいついだ訃報で再確認させられた一週間(もっと?)だった。……と、いかにも冷静そうに書いているけれど、わたしにとっては、自分のアイデンティティの両極から焼きが回った感じで、なかなか凄い経験だった。「エンターテインメント」と「アート」についてものすごくたくさんのことを考えた――しかし、あまりにハードコアすぎるし量的にもとてもここには書ききれないので割愛。頭の中には自分で勝手に作った「We are PINA generation…」という、ビリー・ジーンの替え歌のペプシのコマーシャルのそのまた替え歌がまだ流れ続けてるけど、明日はマイケルのメモリアルサービスなので、これをきっかけに、本当にここでいったん終結しないと、と改めて思っています。(文=目黒条