2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ヤン的なるもの

頭を丸めた坊やと、おっかないほど眼光鋭く、要するにわかりやすい「人買い」の顔をした男――この二人の会見なんぞが大きなニュースになってしまうというところから、突然気がついた。単純すぎる「わしらヤン○ーだが、ヤン流で世界一をめざして何が悪い!」と…

サラエボの花

12月に岩波ホールで公開のボスニア・ヘルツェゴビナ映画『サラエボの花』を試写会で拝見。 サラエボ! ついこの間まで最悪の民族紛争の渦中にあったサラエボに、わたしは行ったことがない。だからある意味では、この映画を「文化人類学的な」視点で、なるほ…

ミリキタニの猫

ユーロスペースでドキュメンタリー『ミリキタニの猫』。「三谷より、リキの入ったミリキタニ」という出来の悪い川柳を思いついている場合ではない、この日系人アーティストの生き方には本当に気合が入っている。アメリカ生まれだが広島で育ち、アメリカに戻…

アコースティック

昨夜の『キャバレー』に続き、今日はパパ・タラフマラの『トウキョウ←→ブエノスアイレス書簡』を拝見。まったく違う性質の二つの作品だけれど、それぞれに関しいろいろ深い思いがあるので、もし何か書こうとするなら大論文になってしまうだろう。だから、こ…

エコロジーとポストモダンの終焉

『デス・プルーフ』を観た日から食べたくてたまらなくなっていた悲願のメキシカンフードを、ようやく今頃、某メキシカン・レストランでお昼に食べた。ああタコス!タコス!タコス! わたしは絶叫するほどタコスが好きだ! というわけで最高にハッピーな昼だ…

お葬式とアントワネット

今日の午前中は、とてもお世話になった方のお葬式に出席した。すごく悲しかったので、帰りに「こりゃ今日はとても仕事にならないだろう」とビデオ屋にふらふらと立ち寄り、久しぶりにDVDを大量借りしてしまった。 まずは、あまりの評判の悪さに今までわざと…