2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

マース・カニングハム

マース・カニングハムの訃報を聞いて真っ先に思い起こすのが『グッドモーニング・ミスター・オーウェル』の衛星中継映像、という若輩者世代なので、何か語る資格はまったくないように思うのですが、nytimes.comにある、The Legacy of Merce Cunninghamという…

Call Me Anything

皮膚科のお姉さんがわたしの名前を「――智子」と何度も何度も、執拗に間違えて書く。(わたしの本名は、見たところ「智」に似てなくもないが実際は違う漢字、で構成されている。)呼ぶ時も、確率五十パーセントぐらいで間違えて「ともこさん」と呼ぶ。だから…

ゲイツ教授

ゲイツ教授の一件は、警官との会話が全部ビデオか何かで公開されないとすっきりしないとしか言いようがない。しかし、とにかく、アメリカ大統領は麻生ではないので、考えなしに軽率にものを言ったりはしないのだ。自分の発言はいちいち言質を取られるという…

六本木

先日、六本木に行く用事があった。六本木に行くのは「六本木全域」で考えるなら別に久しぶりではないが、飯倉方面に立ち寄るのはものすごく久しぶりだった。普段は行くとしてもテレビ朝日の方とか乃木坂に近い方とかが多く、飯倉の方にはなかなか用がないも…

Twit and shout.

新訳聖書の欄外に「Follow me on twitter」と書いてあったり、アクセスすると「jesuschristはTwitterをつかっています!」とあったり…という文字が、いま心の眼に見えてきてしまいました。こういうことを書くと真面目な人に怒られてしまうのかしら…?(文=目…

皆既日食

22日の皆既日食を「変革」のタイミングと読む、という考え方にどういう意味があるのか実はあまりわかっていないのだけれど、論拠はどうでもいいからドラスティックな自己改革のきっかけにしてしまった者勝ちだ、と思っている。eclipseだから「何かを薄れさせ…

飲み込まれ先

書くだけで結構虫酸が走る「自分探し」という言葉は、ベビーブーマーの時代あたりから流行りはじめたのかと思われるが、日本に輸入される時点で性革命とかニューエイジとかいう「炭酸」が抜けたものになっている。団塊の世代だから大企業に入るのも大変、と…

カフェを仕事場に?

「新潮」に、別役実さんが喫茶店を仕事場にしているというエッセイが掲載されているのを読んで(〜その話は有名ですが、完全に毎日喫茶店に「通勤」すると決めて仕事されているという事実に改めて感銘を受けた)、そうかわたしも隣の家の取り壊し騒音問題が…

わたしの最も好きな…

「マイケルの画像でわたしが最もいいと思ったのは…」とさっき編集Nさんに力説している自分に気づいたので、ここにもメモっておくと、スーパーボウルのハーフタイムショーのやつが最もお薦めです。マイケル目線になれるのがいい! これでマイケルの話題は本当…

We are PINA generation.

「マイケル・ジャクソン、マドンナなどの大ヒット=アメリカン・ポップカルチャーのMTV化」と、もっとヨーロッパ寄りでハイカルチャーな感じのコンテンポラリー・ダンスの隆盛とは、実は因果関係があったのだ――という、いわば当たり前のことを、偶然あいつい…

アルレッキーノ

今日から三日間、世田谷パブリックシアターで上演されるミラノ・ピッコロ座の「アルレッキーノ――二人の主人を一度にもつと」の、公演パンフレット掲載のボシシオ教授のエッセイを、わたしが和訳させていただいてます。(演劇というジャンルにおいて、暴力表…

ピナ・バウシュ

駄目だ。今気づいた。ピナ・バウシュの訃報! 今度こそ、わたしは立ち直れません。〜時間の経過〜 などと書きっぱなしたままにしておくとみんなが心配するかもしれないので、補足。2009年の後半が開始する第一日目にこの訃報を知って衝撃を受けることの意味…