2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

アップダイク

ジョン・アップダイクの訃報を聞き、「最近、インタビュー映像見たばかりでは?!」と驚いた。その画像(昨年十月のものだった)がネットで出ているので見直してみると、おじいさんぽいところも父権的なところも全然なくて、知的で論理的で穏やか、ほんとに…

さらばテレビ

パソコンが「もういっぱいいっぱいです」みたいな恐ろしい表示を出してきたので、「わかったよ、要らなそうなのなんでも外してやる!」と、適当にダーッとひととおりアンインストールしたら、勢いで、テレビ見るソフトまで外してしまったらしく、ついにテレ…

リチャード三世

赤坂ACTシアターで『リチャード三世』を拝見。いのうえひでのりさんが正面きって本格的にシェイクスピア演出に挑む、という舞台で、これがものすごく面白かった。 (注・わたしは別に評論活動をするつもりがないので、これは「劇評」なんかではなく、単なる…

素晴らしい日

拙著のご書評をいただきました。ありがとうございました。→http://d.hatena.ne.jp/cataly/20090118 ネット上で他にも出ているのかもしれませんが、今回私はぜんぜん調査追求しておらず、たまたま人から「すごいレビュー出てるよ!」と教えていただいて(ほん…

10年代の言い方

気がつけば、2009年は00年代の最後の年なのだった。私にとってはフリーランス歴十周年の年だ。しかし、そんな個人的感慨に浸るより前に、気になってしょうがないのが、英語で2010年代をなんと言う?ということ。今年がtwo thousand (and) nineであるように、…

Phone Play

今日のウェブ版ニューヨークタイムズhttp://www.nytimes.com/ にエンベッドされてるビデオの「アート」という項目上で、ゲーテ・インスティテュートでやっているインタラクティブな電話演劇(?)「Call Cutta in a Box」というのを垣間見ることができます。…

祭壇化する書斎

この季節、本物のアーティストからいただいた本物のアートポストカードが増え、それを額に入れて飾るので、書斎がちょっとしたギャラリーのような状態になっている。ありがたき幸せだ。美術作品はすなわち精神の可視化なので、受け手側がその気にさえなれば…

変節という観念

安部公房の『榎本武揚』を読んでいる。かつて勤めていた劇場でこの作品の舞台をプロデュースした際、作者張本人とお知り合いになれたという昔話もけっこう遠い過去のもの(数えてみたらなんと17年前だ!)になってしまったが、その当時、実はわたしは「変節…

ピューマになった

夢の中で、ピューマになって四本足で疾走していた。 二本足で走る時は「速く走ろう」と意識しないと速く走れないものだが、四本足だと、まったく意識しなくても自然に全力疾走ができるのだった。 ゆうべのこの夢そのままに、わたしは昨日あたりから完全に全…