2005-01-01から1年間の記事一覧

ポッコワおこわのレシピ

自称「ごぼうのポッコワおこわ」というやつをきのう作った。 これは台湾料理で竹の皮に包まれて出てくるちまきにほとんど近いんだけど、最近のお気に入りアイテム、香りも風味も素晴らしい「ごぼう」をいっぱい入れてるのがわたし流。竹の皮は登場せず、圧力…

Jの悲劇

邦題『Jの悲劇』(!)、原題『Enduring Love』という映画をきのう気合で見に行ってきた。非常にイギリスの香り濃厚で、思慮分別に富んだ大人の映画だった。知的にも感覚的にも、右脳も左脳も全部刺激されてたくさんのことを考えさせてもらい、かなり満足し…

notre musique

『アワー・ミュージック』を見にシャンテシネに。『アワー…』というか、やはり『ノートル・ミュージック』と言おう、原○真二じゃなくてゴダールなんだから。 もっと人を食ったようなものなのかと思ってたら、予想よりずっとストーリーのある作品で驚いた。ゴ…

チャーリーとチョコレート工場

ようやく昨日見てきたティム・バートンの『チャーリーとチョコレート工場』。以前の日記で、原作のレトロ性(工業化と資本主義ばんざい!という時代の恍惚と不安)をティム・バートンがどう処理するか楽しみだ、と書いたが、結局そこは曖昧にごまかされてい…

空想レシピ(カムジャラフェル)

頭で考えているだけで、まだ作ったことのないメニューをここにメモしておきたい。アラブ料理のファラフェルと韓国料理のじゃがいもチヂミを合体させたら美味だろう、という推測に基づく発想。 《空想材料》じゃがいも、ニンニク、塩、クミンパウダー、コリア…

ローリー・アンダーソン

きのうはローリー・アンダーソン『時間の記録』展に行ってきた。とてもとても80年代。あの頃日本で「パフォーマンス」という言葉が流行った原因の80%以上はおそらくこの人じゃないかと思うんだけど、要するにダイクっぽい外見でエレクトリック・ヴァイオリ…

5×2

銀座に行く用があったついでに『ふたりの5つの分かれ路』をシャンテシネで(言い訳まじり)。この邦題にはなんともゲッソリだけど(原題は『5×2』=サンクフォワドゥ)、フランソワ・オゾン監督にはこのところ惚れっぱなしなので、無理してでも映画館に足を…

ターネーション

渋谷のシネアミューズで『ターネーション』を見た。すごい!素晴らしい!大震撼。ジョナサン・カウエットという人が子供の頃から撮りだめたビデオを元に構成されている作品。彼のお母さんが元子役・モデルだったんだけど若いとき屋根から転落して(ドラッグ…

サラ、いつわりの祈り

メイクしてないマリリン・マンソン見たさにシネマライズに行き『サラ、いつわりの祈り』。そういうくだらぬ動機のことなどすっかり忘れてしまうほど、予想よりはるかにレベルの高い、心揺さぶる映画だった。自身の少年時代を書いたJ.T.リロイの小説に基づき…

湯浅芳子賞

きのうの朝日新聞の夕刊に出たので書きますが、第12回湯浅芳子賞の翻訳・脚色部門を『ピローマン』の翻訳でいただいてしまいました。わたしごときのキャリアで、こんな権威ある賞を受賞してしまっていいの?!とほとんど恐縮しています。というか、これは『…