2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

紹介記事

拙著『カルトの島』をウェブ上の書評欄でご紹介いただきました。http://www.tokyoheadline.com/tokyo/book.html

アニー・リーボヴィッツ

合間の時間を利用して(←言い訳多し!)ドキュメンタリー『アニー・リーボヴィッツ』をやっと見た。最初から最後まで本当に息をのむような、心の底から感動的な映画だった。アニー・リーボヴィッツの撮る写真がコマーシャル写真なのかアート写真なのかなどと…

カンタベリー…

今日、空き時間にたまたま入った本屋さんにて。比較的小規模な書店なのに、私の本(カルト)を置いてくれてたのでちょっと気をよくして「よしよし、じゃあ購買しますよ」という感じで、チョーサーの『カンタベリー物語』(岩波文庫)を入手。皆さん、カンタ…

処方箋

過重なあれこれを抱えつつも、好きでやってるんだしオファーをいっぱいいただくのは嬉しいことなんだし、ゾンビ地蔵はちゃんと生きて頑張っています。 このところ、知り合いや半知り合いの自由業者のブログなど覗くと「忙しい…本当に辛い…でも頑張る…」みた…

浮世アーケード風呂

毎日ギリギリいっぱいまで一生懸命仕事していますが、ちょっと飛ばしすぎて、ゾンビ地蔵になってきた。書いている登場人物にあまりに凄い運命を背負わせてしまうと、その人の魂が自分の側に侵食してきて、だんだん恐ろしいことになってきます。人によっては…

momentum

大統領選がある今年、英字紙や英語ニュースにさかんに出てくる単語がmomentumつまり「はずみ」「勢い」という言葉だ。よかれ悪しかれ、選挙というのはその瞬間に風がどっちに吹くか、どういう勢いに乗るか、というような運命に左右されるということ。それで…

ラブレターズの宵

一年間が異様にあっという間だ。この気候でふと思い起こすのが昨年のヤン・ロワースだが、あれが一年前のことだなんて信じがたい。芝居があって本書いて芝居があって本書いて…とやってると、時はびゅんびゅん過ぎていく。これ掛ける十なんだから、十年経つの…

エグみ

春というと「明るく楽しい」季節というのも確かにあるのだけれど、私としては「春は、生まれたての赤ん坊か無謀な若者のように騒がしくワイルドで、荒々しくちょっと気がふれている季節」という感覚も強く持っている。そんなとき「エグみ系野菜」を身体に取…

忘れがたき日曜日

現在引っ越し先思案中で、松村潔『東京星図』と中沢新一『アースダイバー』をとっかえひっかえ読みながら、東京の磁場についていろいろ考えている。電車の中でもこれらテキストに首っぴき。 そんな状態で、久しぶりに森下へ。昔は芝居の仕事でベニサンにも森…

文学界

本日発売の「文学界」四月号に拙文(エセー)をご掲載いただきました。

百頭女

『カルメル会…』が絶版らしいことにがっかりしたけれど、河出文庫のエルンストなら『百頭女』は出てるでしょ、と入手。これは「絵画による文学」―まあ平たく言うならコラージュ集―なのですが、毎日かなりの勢いで見耽っています。これは私の「インスピレーシ…

短編占い

連作短編集『カルト…』が世に出て10日ちょい経った。いち早く読んでくださった方から感想をいただいたりして感謝しております。ありがとうございます。面白いと思うのが「中でもこの短編がよかったなあ」といった素朴な感想(編集さんたちはプロなのでこうい…

春の香り?

三月。いろいろな意味で年度の辻褄を合わせようと必死の目黒です。 最近定期的にうちの玄関先に配送にくるお兄さん、というか男性配達員(宅配ではないが具体名あげると迷惑なので詳述を避ける)、どう見ても35歳以下ではないのに、突拍子もないグリーンノー…