湯浅芳子賞

 きのうの朝日新聞の夕刊に出たので書きますが、第12回湯浅芳子賞の翻訳・脚色部門を『ピローマン』の翻訳でいただいてしまいました。わたしごときのキャリアで、こんな権威ある賞を受賞してしまっていいの?!とほとんど恐縮しています。というか、これは『ピローマン』の全キャスト・全スタッフが素晴らしかったため、それに支えられて翻訳も過大評価(選考してくださった方々に失礼?!)していただいたということではないかと思っています。
 ところで、同時に同じ部門を受賞した方が大先輩の酒井洋子さんであることは嬉しい驚きでした。わたしのような若輩者(というか若くはないけど)が酒井さんと並んで受賞というのは申し訳ないような気持ちです。
 『ピローマン』を観劇して、支持してくださった皆様に感謝させていただきたいと思います。芝居の半分は観客が作るもので、皆さんの熱いご支持がなければここまでいい芝居にはならなかったと思います。…と今日の日記はいつになく、ですます調なのですが、皆様ありがとうございました!(文=目黒条