「狼に育てられた子供」というような、親が野生動物という人たちについてのデータを集めた珍サイト。 http://www.feralchildren.com/en/children.php?tp=0 なんとなく眉ツバっぽい気もするけれど、想像力をかきたてられる話題ではある。（文＝目黒条）

マイク・ニコルズ監督のTVムービー『Angels in America』がDVDで出てるってことは前から知っていたが、ビデオ屋に行ってもいつもレンタル中でなかなか見られなかった。きのう、たまたまパート3だけが店にあったので、迷った末、内容を知り尽くしているのでま…

きのうの朝日新聞の夕刊に「ル・クレジオ 異文化に溶けこむ原点」という記事が載っていた。来日したル・クレジオにインタビューした編集委員が書いたもの。しかし、この記事だけ読むと「植民地主義に翻弄されて育ち、世界のあちこちで暮らしてきた作家」とい…

なるほど、ノアの箱舟とはこういうものだったのかー。創世記を読み直してみなくっちゃと思いました。http://www.worldwideflood.com/ark/modelers/ark_modelers.htm（文＝目黒条）

ポリー・ホーヴァート『長すぎる夏休み』が出ました。ロード・ムーヴィーならぬロードものの児童書（わたしとしては、子供よりもむしろ大人にお薦めしたいような本なのですが）。訳者あとがきで「子供のための放浪モノ入門」のようなことを書いたのだけど、…

ご訪問ありがとうございます。作家／翻訳家の目黒条です。世界人類がセックスレスでありますように、カルトの島、免罪符になどを書いています。 私の作品のサンプル的なものが、電子書籍としてアップされていますので、「目黒条の電子書籍」というカテゴリー…

『LAST DAYS』を昨日見てきた。ガス・ヴァン・サント監督作品の中で一番好きだったかもしれない。わたしは言葉から先にものを考えてしまう人間なので、視覚的に構築していくアーティストには、文系の人が理系の人に抱く感情に似た何かを感じてしまう。ガス・…

きのう、ラフォーレミュージアムの「77million ブライアン・イーノ 音楽映像インスタレーション展」に行ってきた（会期は今日まで）。テレビ？が日常の環境の一部になるっていう話は、ある種の批評めいた小難しいフィロソフィーなんだろうという先入観を持っ…

久々の料理ブログ。先日、たまたまテレビをつけたらグッチさんがお赤飯を作っていて、それを見て「そうだ、ささげの茹で汁でもち米を炊くのと同じように、豆の茹で汁でピラフを作ればいいじゃないか〜アラブ味で」と思いついた（わたしは日本料理が基本的に…

クローネンバーグ監督の映画なら何でも死ぬほど大好き、というわたしなので、最初から嫌いであろうはずがなかったのだが『ヒストリー・オブ・バイオンス』を見て予想以上に震撼！ まさにこういう映画が見たかった！的の中心を射抜かれたような気持ちだ。こん…

フランスに住む、自閉症の28歳の男性が、5歳の頃から空想の町ユルヴィルという場所を自分の頭の中でこつこつ作り、その町の絵を200枚も描いてきたのだそう。彼はそれを出版することを希望しているのだそうです。「郵便配達夫シュバルの理想郷」とも一脈通ず…

ロバート・ブロック『血は冷たく流れる』というのを今読んでいる。60年代に出た本なのだけど、早川書房から「異色作家短編集」の一冊として新たに発行された。うちの父の訳なのだが、それは置いといて（宣伝したって私としては一文の得にもならない）、ブロ…

この前、ジョージ・オーウェルのエッセイ「貧乏人はどのように死んでいくか」というのを読んでから、わたしは軽い医療恐怖症になってしまったらしく、近所のS内科に花粉症の薬をもらいに行くことさえなんだか厭になって、グズグズ引き延ばしている。…いや、S…

ミシェル・ウエルベックの『素粒子』、知らぬ間に文庫になってました（ちくま文庫）。回し者でもなんでもなく、単なるファンですが、みんな、このチャンスにガンガン買ってくれ〜！（文＝目黒条）

『ミュンヘン』を観てきた。わたしは別にスピルバーグが大好きなわけではない（この間、トム・クルーズの出てくる変な映画にがっかりしたばかりだし）けれど、脚本がトニー・クシュナーだから見なければ！という演劇寄りな動機で見に行ったのだ。たぶん、こ…

もうすぐ春なのかなって感じになってきたけど、振り返ってみると、わたしはこの冬に風邪ひとつひいてない！ バカなのか？！という以外の要因として、たぶんコラーゲンとレモンたっぷりスープが良かったのではないかと思う。骨つきの鶏肉（手羽元とか。ガラで…