豆のピラフのレシピ

 久々の料理ブログ。先日、たまたまテレビをつけたらグッチさんがお赤飯を作っていて、それを見て「そうだ、ささげの茹で汁でもち米を炊くのと同じように、豆の茹で汁でピラフを作ればいいじゃないか〜アラブ味で」と思いついた(わたしは日本料理が基本的に嫌いなのだ)。だいぶ前に買ったまま放置されてた大豆ひと袋を発見、ひよこ豆ですらないけど、ホムスとピラフの中間みたいなものができるんじゃないか、と下記の要領でやってみたら、いい加減に作ったとは思えぬ、不当なまでの美味しさでした。まだ開発の余地はありそうですが、とりあえずシンプルなヴァージョンのままご紹介。ものすごく簡単なのでお試しを。
 ①圧力鍋で、塩と水のみで大豆を茹でる(大豆は前の晩に水に漬けといた方が断然おいしいです。漬けなくても圧力鍋ならなんとかなるんだけど)。鍋から救出、茹で汁ごとボウルに移しておく。茹で汁は絶対捨てないように。②洗った圧力鍋でニンニクとゴマ油(←これ大事!ぜったいゴマ油。)とクミン、コリアンダー(ともにパウダー。大量ではないが微量でもない、効かせぎみな感じに)を熱して香りを出しておく。③そこに米を入れて炒め、茹でた豆、刻みインゲン(←思いつき。なくても)、豆の煮汁(米と同量)、あとなぜか醤油を入れ、圧力鍋で5~6分ぐらい炊いて、むらす。
 はい、何料理なのかさっぱり分からないピラフが出来上がりました。わたしは大豆ひと袋全部入れたので、ごはんより豆のボリュームが多くて、潰してないホムスみたいで、なかなかよかったです。好みでアリサ(harissa アラブの豆板醤みたいなもの。明治屋とかでチューブ入りのが買えます)を入れたりすると、クスクスっぽかったりして、ますます無国籍ですが、ますます美味しいです。(文=目黒条