さらばテレビ

パソコンが「もういっぱいいっぱいです」みたいな恐ろしい表示を出してきたので、「わかったよ、要らなそうなのなんでも外してやる!」と、適当にダーッとひととおりアンインストールしたら、勢いで、テレビ見るソフトまで外してしまったらしく、ついにテレビ視聴ができないことに。(pc以外にテレビ見るものは家になかったということです。)
しかし、もともと、ニュース以外にはあまりテレビを見なかったので、別に不自由はない。…いや、それどころか、かえってよかった。ニュース見始めると一時間とかすぐ経過してしまっていたところを、ネットで必要なニュースだけちゃちゃっと拾い読みして、半分以下の時間で済ますことができるようになり(見たくないニュース〜たとえばサイコ犯罪の裁判の詳細とか〜を見ずに済むのは精神衛生に非常にいい)、せいせいした感じだ。「こうすれば、もっと時間が捻出できますよ」というのが、奇跡的にどんどん向こうからやってくる感じで、これも幸運シリーズの一つだと思う。完全テレビなし生活、かなり爽やかなので皆様にもおすすめです。
ただ、アメリカと違って日本のマスコミは、ニュース映像を気前よくネット上の動画で提供してくれていない様子。ネット新聞の文字量も貧弱。今後ぜひなんとかして欲しいと思う。しかしインターナショナルニュースを見る分には別に不自由はないからいい。日本国内のニュースに関しては、今のところは、字だけで読んでいても、政治家の喋り方と顔などが残像として残っているので、動画は、脳内で勝手に生成される。しかし、あと十年もして、活躍してる人材が完全に変わってしまうとそういうのが浮かばなくなっていくんだろう。それを思うと、やや心細い感じ。あと、「ホワイト家族がどうこう」とか言われても通じない人になっていく――これは近日中の話だろう。(文=目黒条