キッズ・オールライト

また試写会でヤバいほど号泣してしまいました。『キッズ・オールライト』。http://allright-movie.com/ 精子提供を受けて生まれた子供が二人いるレズビアンカップルの家庭を描いた、本当に本当に素晴らしい作品。リサ・チョロデンコ監督は自らも精子提供を受けて出産したのだそうです。わたしは映画の前半ではずっと笑っていて、後半ではずっと泣いていました。よってまだ冷静に論評とかができず、ただ「ゲイの人もストレートの人もこの素晴らしい作品を是非観てください」としか言えません。アカデミー賞の作品賞、主演女優賞、助演男優賞脚本賞と四部門ノミネートというのも本当にうなずけます。その他ゴールデングローブ賞など雨あられの受賞歴が既にあるのも本当にうなずけます。皆様、絶対に見逃さないでください。とりいそぎジャスタ・クイック感想文ですみません。(文=目黒条

ワンピ? ドレス? 言葉選びでどこに着地するか

おしゃれに時間を割いてこそ女性なのだ、という考え方もありましょうが、わたしは時間を食うこと(仕事以外で)が全般的に大嫌いで、「今日は何を着ていこうかなー」という時間はなるべくなら節約したい派。…ということで、最近「ワンピしか着ない」という主義を発明、実践しています。これで、服のコーディネートを考える手間がだいぶ省けます。
日本語?で「ワンピ(ース)」と言うと、なんとなく少女趣味なものを連想しそうですが、そういうものを指し示したいのではなく、英語で言うところのdressを着ようということです。
しかし「ドレス」というとまた正装とかフォーマルを思う人もいるので厄介…。そういうのではなく、要するに「ひとつながりの服」と言いたいのです。
ブログの記事ひとつ書くのにおいても、言葉選びは本当に難しいですね。
ここで急に思いついて、脱線。:翻訳をお教えしていて思うのが、言葉選びの自己基準をどこに置くかは、あくまで「中庸がいいですよ」ということ。でもその中庸がどのあたりなのか、説明するのが凄く難しい…。
国語学習初期段階においては、多くの人が精神的に外国語寄りになりがちです。つまり、どこか外国語や外国文化の「味方」になり、なんとなくそっちに偏っていきそうになります。
しかし、しばらくすると、いろいろと不安になって「自国語としてのアイデンティティ」を狂ったように追求し、近代文学などにその「正しさ」を求めようとするようになります。これが第二段階。
そして、さらに先に行くと、ちょっと「宇宙人」化していきます。自分にしかわからない世界で別にいいや、というかそれこそわたしの文だ、などと思うようになるのです。でも、あまり極端に宇宙人化するのは、翻訳者としたらちょっと危険なので、あくまでも凡庸なところを保つ方がいいのです。それが中庸ということかな。…こういう観念的な話はあまり「実用的」な感じがしないので、フェローさんでは控えているのですが。(文=目黒条

アプリ/謎のサイン

海外のiPhoneユーザーがどんどんアプリを薦めてくるので、わけもわからぬまま言いなりになってダウンロードしている日々です。無料通話は、Viberがいいらしく…。まだ少ししか使っていないので違いがわからないのだけど、すぐにロボットのような声になるSkypeよりは音質が良いみたいです。メッセンジャーはWhatsappがいいよとのことですが、テキストチャットごときでバッテリーを食うのが厭なのでまだ入れてません。
研究するヒマがないまま時が経っていきますが、よいアプリに関する情報があったら皆さん教えてください。
あと、変な写真をアップ。

「就活サポート 出会いのトイレ」という意味がどうしてもわからず、一生懸命考えた結果、「リクルートスーツを着た21歳ぐらいの美青年がトイレの中にいる(東京体○館帰りの人を対象にした一種のハッテン場の様相)」「しかし、その青年は実はおとり警官で、のぞき行為とかの対象にしようとすると、いきなり逮捕してくる」などという推論を導き出しました。…しかし正解はわかりません。どなたか勇気のある方、確かめてください。(文=目黒条

フェローアカデミー


今日また<戯曲>講座をやらせていただいた、赤坂のフェローアカデミーさんの正面玄関です。(初回の帰り道に、「’翻訳会館’っていう名称がインパクトあるよね」とゲストスピーカーの内田春菊さんとわたしで話していました。わたしは伺うたびに「翻訳の世界にわたしもいさせていただいているのだ!」と身のひきしまる思いになります。「小説会館」とか「漫画会館」とかはないのでしょうか。)…春菊さんに毎回来ていただいているという贅沢さなのに、春菊さんの写真じゃないの?と勿体ない感じですが、自分が授業をやってしまうと写真撮る暇はないのでごめんなさい。
受講者さんが皆さん熱心かつ優秀で、わたしも本当に勉強になっています。最終回の来週は、チャタヌガチューチューの訳詞もあり!です。(文=目黒条

ゲンズブールを見た私とショパンを見るあなた

ゲンズブールと女たち』を試写で拝見。バンドデシネ作家スファールさんという人の初監督作品ということで、ポップなセンスが効いた良い作品でありました。出てくる人々が本物にかなりそっくりなんだけど、特にシャルロット・ゲンズブールが激しくそっくりでした。
やはり芸術家はエピキュリアンでないと駄目なのよね、と、現在とても真面目なわたしは思いながら試写室を出てきたわけなのですが、そこで急に「目黒さん!」という声がして、わたしのエピキュリアン時代を知っているライターのあっちゃんに遭遇! 彼は次の『ショパン』の試写待ちでそこにいたのだけど、久しぶりなので嬉しくなってわーわー喋ってしまい、行列を離脱させてしまったみたいで、申し訳ないことをしたような。
このように、びっくりしすぎたせいで映画のまともな感想が書けてないのですが、三茶のドトールからお送りする、初のiPhone経由投稿ということでお許しを。これから山海塾です!(文=目黒条

ご近所のカフェ


カフェを仕事場にする流浪の翻訳者、今日はこんなところに出没。

明日は山海塾の新作『から・み』東京初演の初日@世田谷パブリックシアター。わが心の師・天児さんに会えると思うと、ものすごく楽しみです。皆様も是非!(文=目黒条

私的連絡/ホテル

関係者の皆様、わたしの、以前からの携帯番号および携帯メールアドレス(ド○モのやつです)は、本日をもって閉鎖いたしました。今後は新しい方でよろしくお願いいたします。ドコ○さん今までありがとう! 解約にあたっての違約金の課金および細かい規則を振りかざしての「出直してこい」責めなど、素敵なご対応も本当にありがとう!(←自棄)
USヤフーのニュース記事を見ていたら「世界一高いホテル」のランキング第六位に、日本のリッツ・カールトンのプレジデンシャル・スイートが挙げられていました。一泊なんと、日本円で210万円だそう!(文=目黒条