コーヒー

今日はこれから山海塾のUNETSUを見に行くのだけど、出掛けにバタバタっと、フレーバーコーヒーの備忘録を。
マリリン・マンソンアブサンに凝っているなんていうのは、たぶんボードレールとかの真似で、ちょっと危険な嗜好品はデカダンスの小道具だ、という意識があるのでしょう。ドラッグやお酒やコーヒーや、広義では甘いお菓子も、みんな「嗜好品」ですが、自意識過剰になってくると、「みんなと違うひとひねりある嗜好品で独自の個性を主張」という風になってくる。
立場的にも年齢的にも、わたしはもはやそういう主張は不要になってきているけれども、煙草を吸わなくなりお酒を飲まなくなり、せめてコーヒーぐらいには嗜癖したっていいじゃないか、と思うのでフレーバーコーヒーという嗜好品にたどり着いた。でも、「フレーバーコーヒーはすごく当たり外れが激しい」そして「美味しいのはメチャクチャに高い」という結論に達した。なので、やっぱり普通のフレンチローストでいいや、という気分に戻ってきています。
特定輸入業者さんへの営業妨害をしたくはないので、どこの銘柄か等くわしいことは書きませんが、これまで試したフレーバーコーヒーでは、アーモンドが一番マシだった。ヘーゼツナッツは全然駄目(フレーバーシロップだと美味しいのに、なぜでしょう、残念)。チョコレートも「飲む葉巻」っぽいスモーキーな感じが強くて駄目。キャラメルはそれほどひどくなかったけど、ちょっと微妙な感じ。チョコレートで美味しいのはコナコーヒーの最高級のもののみ。以上、備忘録。(文=目黒条