まぶらかし視、してきました

森村泰昌さんの「魔舞裸華視」(まぶらかし)展を、新宿三井ビル一階のエプソンイメージングギャラリーにて拝見! エキシビジョン・タイトルは、「まぶす」「まぜこぜにする」といった意味を持つ、森村先生造語だそうです。私の中で今、「外側から見た日本」が創作的テーマになっているので、フリーダ・カーロと和の世界が接するこの展覧会は、まさしく垂涎。魂の祝祭空間とでも言いたくなるような宇宙の中に、拙著『免罪符に』の表紙になった「私の中のフリーダ(花の輪と涙)」も存在していて、感無量でした。「わたしもまぶらかして生きていこう!」という力をいただきました。クローズまでにあと何度か通ってしまうと思う。(文=目黒条