someone special

ドトールで仕事をしていたら、BGMとしてワムの『ラスト・クリスマス』が流れてきた。でもそれはワムのオリジナル版ではなく誰か最近の人?がカバーしているもので、I'll give it to someone special.(以上。)と毎回言い切っており「スペシャル」という単語を一回しか歌ってくれないので、そのたびに物足りなく感じる元祖バブル老人のわたしは、小声で『…special』ともう一回付け加えてリフレイン(というかエコー?)してしまっていました(周囲の席に人がいなくて空いていたので)。
昔の刷り込みとは恐ろしいものだなあ、と痛感し、あとでワム版のこの曲を確認せんとネットで検索して聞いてみたら――これは2010年に聞くと異様なまでにフェミニンで、今日的な鑑賞には堪えない楽曲だなーということが判明。まあ、おネエの泣き言ですね(差別の意図はないのですが、まあ事実そういうことでしょう。おネエというと分類が違うかもしれませんが)。しかし、ジョージ・マイケルの本名は、いろいろな報道で何回聞いても、長すぎて絶対に覚えられません。ドラッグでまた世間を騒がせていたのも今年だったっけ?と、ついでなので2010年回顧。(文=目黒条