仕事の友としてのキンドル

キンドルの話がしつこいのですが、今のわたしにとって、キンドルはすっかり「翻訳の友」=「必要欠くべからざる仕事ツール」となってしまいました。最近は、ふつう版元から原書のPDF版を貰えますが、それをキンドルに送っておけばとても便利に仕事ができます。pcで見るよりもちろんデジタルインクのテキストの方が楽に決まってます。いわんや本広げて訳すなんて…いちいち原書を開いてクリップで留めたり、書見台に置いたりして仕事をしてた過去は、今や夢か幻か…という感じ。
なりよりも、ブックリーダーで翻訳元の原文を見る一番のメリットは、「いまファイル全体の何%の地点にいるか」というのが明確に数字やバーで出るという点。これはとても励みになります。一日の作業効率が数値化できる! また、6インチのコンパクトさ(横方向で見ればキンドルフォーマットじゃなくても字が小さすぎると感じることはないです。よほど老眼が進行している人でもない限り、9.7インチを買う必要はあまりないのではないかと…)で、「持ち運びに便利」という点も、とてもよいです。移動などで狭い座席に押し込められた時でも、キンドルなら、B5ノートとのセットでもぎりぎり大丈夫。(紙を広げるスペースがない時って結構あるのです…。)別にアマゾンの回し者ではないのですが、とりあえず絶賛しておきます。(文=目黒条