お一人様二つまで!

徳間書店にいらした本間さんが、独立して「株式会社ヒカルランド」という出版社をお作りになった、というご連絡をいただきました。面白いことをなさるにちがいない、という期待が高まります。
同じタイミングで、内田春菊さんの新刊コミック『お一人様二つまで!』を拝受。そして即座に一気読みでした! ここに出てくる主人公の「お父さん」という人が、小説『いつの日か旅に出よう』『準備だけはあるのに、旅の』の、「さすがさすがさすが」とか同じことばっかり言う大王のコミックヴァージョンで、わたしはもう面白くてしょうがなかったです。それだし、主人公のシングルマザー、性格的にまったくわたしそのものだという気が!…って、わたしは今こんなにマメにお料理をしない、というところは違うんですが。(というのは、離婚して家を出てくるときにオーブンもフードプロセッサーも何もかも全部置いてきてしまったため、この二年間ぐらい料理意欲を喪失しており…。しかしこの本を読んで、なんだか再びやる気がわいてきました。)
旅二部作とゆるやかにつながっているし、とにかく面白い四コマ漫画集なので、セット買いされることをおすすめします!
ママとミツバのビンボフル・ワンダフル お一人様二つまで! (バンブー・コミックス)
それから、内田春菊さんが23日(金)の夕方、テレビに生出演されるそうですので必見です。詳しくは先生のホムペをご覧くださいね。
ほんとはわたしも、お一人様二つか三つか四つぐらい子供欲しかったんだけどなー。と呟いてみたり…。でも、離婚当初にパルコT女史と一緒になって上げていた怪気炎「二人目がんばろう!」というのも、だんだん声が小さくなりフェイドアウトになってしまいました。先日、ある大先輩女史に「わたし最近、そもそも男子攻略の意欲というものをまったく持てなくなってるんですけど…いちおう性とかが作品のテーマっていう人だったのに、どうなってしまうのでしょうか…」とこぼしたら、「五十人ぐらいに会ったら、中に一人ぐらい許容できる人がいるんじゃない?」と言われました。「許容」という表現に驚嘆。なるほどね。「妥協」じゃなくて「許容」。うーん、頑張らねば。(←って自信なさそうですが…。)(文=目黒条