Gagantic

最初は「なんだこりゃ?」と思っていた「レディ○ガ」がだんだん好きになってきてしまった。自己演出の方向性がはっきりしていて、割り切った感じで淡々とやっている、その態度が気にいった、というのもあるし、この人頭いいじゃんと気づいた、というのもある。あるいは、単に見慣れただけかもしれない。かつて○ーイ・ジョージとかが「この人、もしかしてセンシティブなのでは?」と周囲を心配させたような、そういう不安定要素が全然ない。ステージ上で過労で倒れても「きっとすぐ起き上がるだろうなー」と思わせるようなプロフェッショナルな感じがある。容姿はじめ、全体的に大味なのもいい。マーケティングも結構大味な感じするけど、そういう方が今はいいのかもしれない。(文=目黒条