偶然の翻訳者

単なる偶然の話。グルジア問題が最初に報道されたとき、ネット版のニューヨークタイムズを読んでて「ん?ジョージア州? ああ、グルジアか…」(英語ではどちらも同じスペルのGeorgiaです。)と思い、そう思った瞬間、今やってる翻訳で数時間前に「ジョージア州」の話題が出てきたばかりじゃないか!ということに気づいた。ちょっと不気味なタイミングだとも思えた。
その翻訳というのは全体的に第二次大戦と関係があり、それを引き続きやっている今日はちょうど終戦記念日。これもまた妙にタイミングが合いすぎていて、いろいろ考えるところ多いです。
基本的にお盆というのは東京が一時的にゴーストタウン化していて、そのガラーンとしたやや非日常気味なところで終戦の話になるため、なんとなく時空間が別次元とつながる気がします。俗に考えると「渋谷の町とかもすいててカフェも混んでなくて快適だ!ふだんからこの程度の人口だといいのにな」(いや、それじゃあ経済活動が立ち行かなくなるんだろうし、パルコ劇場のキャパも埋まらないでしょう)という程度の発想にしかならないのだけど、四次元的に考えれば「いつも過疎化していると余計な回路が開きすぎサイキックになりすぎて危ない」ということになる。(文=目黒条