キンドルストアのラインナップ

kindleに関しては、アマゾンのソフトもまだまだ発展途上だなあ…というのが、キンドル生活をしてみての正直な感想。わざわざ配送料を払って洋書を買う生活をもう二度としなくていいのか、と思って買ったのだけれども、そこまで期待するのはまだ無理のようです。たとえば、リチャード・パワーズなんか一冊もありゃしない! トーマス・ピンチョンはlot49一冊のみ! 文学っぽい文学はあんまり電子書籍にならない…ということなのかな、とちょっと失望していたら、しかし意外な掘り出しものはありました。それは、鏡の国のアリスとか、ロビンソン・クルーソーとかのクラシックス。(なぜかhumorというカテゴリーの中にあるのでみつけにくいのだけど、これらはおすすめです。念のために書くと、ロビンソン・クルーソーの原題は『The Life and Adventures of Robinson Crusoe』です。あと、新しい本はわりとデジタル化されやすいよう。たとえば最近わたしが好きなT.C.Boyleなんかは結構ありました。
ソフトはこれから凄い勢いで増えていくはずなので、今後に期待。といっても、今がつまんないというわけではなく、いろいろな本を十二分に楽しんでいるし、携帯は忘れてもキンドルは持ち歩く、というぐらいに、必要不可欠なものに既になっています。(文=目黒条