先日、こんな布を買ってしまいました。
写真ではわかりづらいけれど、シルバーが入っていて、現物はもっとクールな感じ。
信じようが信じまいが、実はわたしは、かつて手作りが大好きだったのである!(免罪符…を読んでくださった方なら、なんとなくわかると思いますが。)「かつて」とわざわざ断ったぐらいで、今は洋裁なんて絶対しない日々だけれども。
作りもしない今だが、布好きな性質だけは捨てられず、通りがかりの生地屋の店先に惚れた布があると、見境なく買ってしまうのである! 「現状、ミシン出してきたり、絶対しないでしょう!」ということは自分でよくわかっているはず。…なのに、布買う方が服を買うよりクリエイティブで、夢が広がる、というような意識がどこかにあるようだ。
布を見ながら「何を作ろうかな…というか、そんな暇ないから誰かに仕立てを頼もうかな…」などと悩んでいる時間というのは、しかし、「単なる時間の無駄遣い」ではないかと気づく。(文=目黒条