一周年

手帳の日付を見てふと気づきましたが、今日は７月19日、去年のこの日に『世界人類がセックスレス…』が発刊されたのでした。題が目立つせいかマスコミ的にもだいぶ取り上げていただけて、またこの作品をきっかけにいろんな方からお声をかけていただき新しい世界が開けて、この一年間たいへんエキサイティングに過ごさせていただきました。お世話になった皆様に感謝するとともに、ご愛読くださった皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。そして、これからもどうぞよろしく。
一周年ということは、翻訳家に加え「作家」という肩書きもしょっての第二年目が、今日から（明日から？）始まるわけです。どちらもガンガンやっていく予定で、既に頑張っております。まだ公表していませんがもうすぐお目にかけるものがいろいろ待機中です。そこで急に話がそれますが、よく「絶賛前売中」とか言ってる広告があります。前売券買っただけでまだ作品見てない時点で、何について絶賛するの？と苦笑されるにもかかわらず、相変わらずこの言い回しはなくなりません。なので、わたしもよく自分の中で「絶賛ゲラ見中！」とか「絶賛執筆中！」とか、さらには「絶賛構想中！」とまで言っている。最初から自画自賛して「面白い！」と決めつけてしまうと、結構自分で自分に乗せられて、うまく進行していくような気がします。「絶賛めざましセット中！」とか、日常生活にもいろいろ応用できそうです。皆さんも騙されたと思って、日々この精神で生きてみてください。で、話を戻すと、そういうわけで今年もまだまだいろいろ来ますので、どうぞご期待ください。（文＝目黒条）